ウェスティン都ホテル京都のベルの方に銀閣寺(東山慈照寺)まで徒歩で行くべきか、歩いて行くべきかを聞いたところ、徒歩では30分ぐらいとのことでしたので、往路はタクシー帰路で神社仏閣巡りしながら帰って来ることに。約10000歩で巡るコースをご紹介します。
今回のルートはウェスティン都ホテル京都からみて北側の観光ルートです。
ウェスティン都ホテル京都から銀閣寺までのタクシー
往路、ウェスティン都ホテル京都から銀閣寺までタクシーで向かうと費用は1,100円。歩いて往復と思わなくてよかったというほど距離がありました。
タクシーの運転手さんから以前前を通りかかって気になっていた瓢亭さんは七草粥で有名都の情報をいただきました。七草粥の日はずらりとお客様が並ぶのだそうです。
京都を代表する老舗中の老舗の料亭さんで敷居が高すぎますが、もしかしたら七草粥だと手が届くお店なのかなと心のメモにチェックしました。
その他、永観堂は見返り観音様で有名、京都では最近雪の日が減ったなど、タクシーの運転手さんから色々な情報をいただきながらの楽しい行き道でした。
銀閣寺参道はお店が沢山
銀閣寺の前は数百メートルぐらい、参道はアスファルトながら車禁止のエリアがあり、色々なお店を眺めながら行くことができます。行き道から帰りはどこに寄ろうかなと考えてしまいます。すみっこぐらしのお店はここ銀閣寺店の限定商品も何品も取り扱われているようですので、お土産にも良いですね。
イチゴ飴のお店やすみっこぐらし堂など、思わず見入ってしまいそうな可愛らしいものもあります。
銀閣寺は情緒ある御堂 色々な角度から拝観
銀閣寺とは?
正式名称を東山慈照寺といい、相国寺の塔頭寺院の一つ。
銀閣寺公式サイトより
銀閣寺の名の由来は江戸時代、金閣寺に対し、銀閣寺と称せられることとなったといわれています。室町幕府八代将軍の足利義政によって造営された山荘東山殿を起原とし、義政の没後、臨済宗の寺院となり義政の法号慈照院にちなんで慈照寺と名付けられました。九歳にして家督を、十五歳にして将軍職を継いだ義政は、生涯をかけ自らの美意識のすべてを投影し、東山文化の真髄たる簡素枯淡の美を映す一大山荘を作り上げました。銀閣寺は美の求道者ともいえる義政の精神のドラマを五百年後の現代にも脈々と伝えています。
銀閣寺は年末の朝10時前でもかなり人が入っています。拝観料600円をお納めすると、ありがたい拝観券をいただけます。
お庭の立派な松に迎え入れられて中へ。作られた美しさと、落ち着きを感じて拝観します。
銀閣寺は池のある高さから見ても美しいですが、順路たどって行くと、山の上の方から眺めることも。冬でも緑の木々に囲まれた姿を眺められます。
山道には途中、足利義政公のお茶用の湧水を取るための石組もあり、歴史を感じます。
また、出口付近に銀閣寺の中に実は漆黒の場所があったとの展示が。
漆黒と極彩色の場所があったと知り、イメージとの相違に驚きです。
『哲学の道』を辿って法然院に。
哲学の道は銀閣寺と若王子神社を結ぶ遊歩道。若王子神社越えれば、永観堂、南禅寺があります。
銀閣寺から南禅寺方面に向かう哲学の道は情緒のある遊歩道。1890年に琵琶湖疏水の管理道路としてできたものに後から哲学者が思索を巡らせる道として哲学の道と呼ばれるようになったとのこと。
今でもずっと続く静かな道は思索を巡らせるのに向いていそうな佇まいです。
法然院
この道を銀閣時から南禅寺方面に歩いて行くと次に現れるのが法然院です。
法然院はもともと鎌倉時代法然が弟子たちと念仏三昧修行を行った草庵に由来されているとのこと。山門になんとも言えない風情があります。
また、銀閣寺の賑わいとは打って変わって静かな場所で、じんわり京都の冬味わえました。
大豊神社
法然院を出て哲学の道に戻り、しばらく進むと大豊神社が。ここの神様は動物の神様のようで、社によってご利益が異なるようです。
若王子神社が哲学の道の終点
若王子はにゃくおうじと呼ぶことを橋をみて知りました。ここのお守りはイザナギノミコトを祀ってられるので、苦難等全てをなぎ払うご利益があるとか。
当社は永暦元年(1160)後白河法皇が熊野権現を禅林寺(永観堂)の守護神として勧請せられ祈願所とされた正東山若王子の鎮守であったが、明治初年の神仏分離によって当社のみが今日に残ったのである。
夷川通りに鎮座せられていた室町時代作の恵比須を祀っている。足利尊氏、義政が、この地に花を愛で宴を開いたと伝えるが今日でも東方山中に瀑布が有り奇岩老樹も多く、夏は納涼地、秋は紅葉の名所として聞こえている。
社殿は度々荒廃し、明治の修築の際本宮、新宮、那智、若宮などがあったが、現在は1社相殿になっている。
若王子神社HPより
哲学の道若王子神社付近のクレープ、ガレット専門店 BREIZH Cafe KYOTO
哲学の道を歩いて徒歩9000歩ぐらい。ここで少し休憩です。ちょうど綺麗なお店があったため入ってみました。お店の名前はBREIZH Cafe KYOTO。町屋を改装して作られたようでお庭には縁側もありました。また、店内は和の要素を取り入れつつ洋の快適さがあります。
この休憩の後、会席予定があったため、迷いましたがせっかくの機会なのでシェアでもっともシンプルなバターシュガークレープをいただきました。ザラメそのままの食感と溶けるバターの風味が美味しい一品。また、お店オリジナルというハーブティーは、雰囲気ある南部鉄瓶で提供され、甘いクレープとあわせると爽やかに香ってとても良いマリアージュに。
店内には他にすてきな掘り炬燵個室もありました。このお部屋のんびり出来そうですね。
そして、哲学の道をウェスティン都ホテル京都方面に進み、永観堂に向かいます。明日は永観堂をお伝えいたします。
歩数は銀閣寺タクシー降車から永観堂まで到達して約10,000歩。10,000歩+神社仏閣の起伏があるため、冬の良い運動となるルートとなりました。