- 1 紅葉時にはウェスティン都ホテル京都を満室にするというの永観堂 禅林寺へ
- 2 永観堂 浴室も見落とさないように見学
- 3 永観堂館内を冬見て回るにはまずは『厚い靴下を』
- 4 臥龍廊は心に残る廊下 忘れず見学を
- 5 多宝塔からウェスティン都ホテル京都など、街を一望
- 6 ウェスティン都ホテル京都近郊グルメその❶ 永観堂近隣料亭『熊魚菴本店』で本格日本食を。
- 7 永観堂からウェスティン都ホテル京都方面に進むと南禅寺 料理旅館が並びます
- 8 ウェスティン都ホテル京都近郊グルメその❷ 八千代で夜のお庭を見ながら湯豆腐、南禅寺蒸し付の和食お弁当を
- 9 ウェスティン都ホテル京都近郊グルメその❸ 料理旅館菊水であえて日本食でなくアフターヌーンティをいただく
紅葉時にはウェスティン都ホテル京都を満室にするというの永観堂 禅林寺へ
さて、若王子神社からウェスティン都ホテル京都に向けて足をすすめると、紅葉のライトアップ時にウェスティン都ホテル京都の宿泊者が何人も訪れるという永観堂禅林寺が。
以下は永観堂とグルメ1箇所目熊魚庵(ゆうぎょあん)たん熊北店本店の地図です。
永観堂 浴室も見落とさないように見学
永観堂の拝観料を納めたのち、猪突猛進で建物に向かって右に進んでしまうと見落としてしまいそうな方向に浴室が見られる場所があります。
浴室は江戸時代の浴室を復元したもので、蒸し風呂であった様子が見て取れます。これを見てああ、太閤さんの湯と思った方はきっと有馬温泉通。有馬温泉日帰り湯で太閤の蒸し風呂としてあるものもこの形ですね。
永観堂館内を冬見て回るにはまずは『厚い靴下を』
永観堂の館内は入り口で靴を脱ぎ、靴下で襖絵とお庭を見て廻り、その後方丈(禅宗寺院建築の本堂)からご本尊『みかえり阿弥陀』様まで行き、臥龍廊を渡るという長い長いルートを歩き続けます。
冬は靴が恋しくならないように、靴下は厚めのものを履くと集中して拝観できると思います。
お庭には、秋には紅葉が見事なのだろうなと思わせる紅葉があり、冬には冬の風情があります。
法然院で、水を表すものとされていた白砂壇と同じものかもしれませんが、盛砂も。
臥龍廊は心に残る廊下 忘れず見学を
ご本尊様にお参りした後には、足が冷えるからとそのまま帰路についてしまわず、帰り道と分岐点のある『臥龍廊(がりゅうろう)』も見学を。龍の体の中を歩いている気分となる廊下です。私はもう記憶の彼方ずいぶん昔に永観堂を尋ねたことがある記憶を、この臥龍廊を見て思い出しました。それほど何か心に残る廊下な気がします。(根拠が主観的ですが)
多宝塔からウェスティン都ホテル京都など、街を一望
一旦外に出て、多宝塔に向かうと京都の街を一望できます。ウェスティン都ホテル京都も遠目で綺麗に見えました。
その後、放生池のお社にお参りして帰路へ
そして、出口にこの看板が。
永観堂のご本尊はみかえり阿弥陀です。この看板を見て、拝観料お納めした際にいただいたリーフレットの文言を見返してから帰路につきましょう。
現代の私たちが、みかえり阿弥陀のお姿に教えられるもの、それは遅れるものを待つ姿勢、思いやり深くまわりを見つめる姿勢、そして自分自身をかえりみ、人々とともに正しく前へ進む姿勢。
永観堂リーフレットより
ウェスティン都ホテル京都近郊グルメその❶ 永観堂近隣料亭『熊魚菴本店』で本格日本食を。
永観堂の後伺うのは、熊魚菴本店。敷居の高い会席でも、お昼ならグルメ巡りで会席を個室でいただくことも比較的しやすいものです。
お昼会席は6,000円個室利用を一休レストランから予約しての訪問。蹴上付近の料亭さんは細い風情ある道の途中に沢山。向かう道の風情がまたいいですね。
熊魚菴本店のお店札をいただき店名の読み方を確認。実は1ヶ月以上前から楽しみにしていた今回の昼食ですが、お店の名前が、人に聞かれても出てこず、『たん熊さんの本店のえっと、くまにさかなにいおり』と恥ずかしい説明の仕方をしていた私でした。考えてみたら名店にとても失礼な説明ですね。
お店の名前正解は『ゆうぎょあん』さん。もうこれからは人におすすめできるようになりました。
通されたお部屋は洋室。本格会席を椅子でいただけるようになっています。
立派な刺繍入りのおしぼりとお茶で一息つきます。お料理は年末に伺ったので12月のお料理。一品一品、じんわりと美味しさが伝わる本格的な日本料理。
タコの柔らか煮と胡麻豆腐のいくらがけ、さわらの淡雪仕立て、ほのかな塩味や甘味、もちろんお出汁、日本食ってただひたすらに幸せな味です。
その後出てきたお刺身が、また一手間加えたもの。『鯛のとびっこ和えとホタテ 泡醤油と辛子酢味噌』です。とびっこのぷちぷち食感と鯛の旨味が絡み合って絶妙です。
泡醤油はもともと京都の舞妓さんのお着物が汚れないようにと板前さんの配慮から生まれたというエピソードも素敵なもの。食材に乗せるように使うと、溢れてしまうこともなく、少しつけただけでしっかりと醤油の味わいが広がりました。
名物は白魚の玉絞め宝楽焼。表面の焦がしたところの食感が良く、甘めの出汁、百合根自然な甘さの絶品。焼き茶碗蒸しのようで、最初から最後まで美味しさが絡み合う名品。
近江大根の辛子酢味噌和えと大好物の海老芋饅頭と続き、丹波の長寿米に鮭。長寿米は専用の畑があるとのことで、調べると有機栽培されていて、食べただけで長寿になれそうなものを作ろうとという心意気からできているお米だとか。ほうじ茶プリンに白ワインのジュレのデザートをいただいて大満足の昼食でした。
永観堂からウェスティン都ホテル京都方面に進むと南禅寺 料理旅館が並びます
永観堂からさらにウェスティン都ホテル京都側に向かうと南禅寺です。南禅寺は紅葉の季節に来たばかりということでその紹介自体は秋のウェスティン都ホテル京都と南禅寺の旅行記を。
今回は南禅寺前料理旅館に伺った様子を。
ウェスティン都ホテル京都近郊グルメその❷ 八千代で夜のお庭を見ながら湯豆腐、南禅寺蒸し付の和食お弁当を
南禅寺付近はウェスティン都ホテル京都からも徒歩5分以内。その入り口付近にあるお店が八千代です。旅館用の入り口と別にお食事の入り口があります。
座席は掘り炬燵式でもない和風スタイル。ただ、足を崩すのは許される雰囲気なのはありがたいです。
お席からはライトに照らされたお庭が見渡せます。絵葉書のような綺麗なお庭です。
お料理を待つ間に外に出て眺めることも出来ました。冬なので見るだけの屋外座席も良い感じ。夏ならばお庭を屋外で楽しみながらお食事できるのでしょうか。
お酒はスパークリング清酒 澪の150mℓ小瓶が700円という良心価格。コースは、湯豆腐か雨月弁当となっており、いただいたのは雨月弁当の特花。特花には基本のお弁当に南禅寺蒸しと湯豆腐の両方がついています。雨月弁当は2段弁当となっており、少し遅れて2段目をもってきていただけました。
湯豆腐はそれだけでもお腹膨れそうにたっぷり。少し辛めのつけ汁が、豆腐にじんわり効いて美味しかったです。
事前に南禅寺蒸しを調べずに伺ったもので、途中でそういえば南禅寺蒸しとってきたかな?思ってしまいましたが、南禅寺蒸しははじめから来ていた茶碗蒸しのこと。豆腐入りの茶碗蒸しを南禅寺蒸しというと知りました。お店の人に聞かずにネット検索したおかげで恥をかかずにすみました。便利な世の中ですね。
17時台でしたが、お食事中予約なしで来訪されていた方は満席で入って来られませんでした。料理旅館のため、お泊まりの方もお食事されていました。予約してから伺った方が良いお店ですね。
ウェスティン都ホテル京都近郊グルメその❸ 料理旅館菊水であえて日本食でなくアフターヌーンティをいただく
ウェスティン都ホテル京都から南禅寺に向かう途中、八千代の次に現れるのが菊水の看板です。菊水は紅葉の見える料理店として数年前会席昼食に伺ったことがあるのです、今回は趣向を変えて現在一日5組限定で申し込めるというアフタヌーンティを。14時半から17時まで最大2時間半、ゆったり楽しめるということでした。
菊水では、最近洋食なども出されていたりと純和風の中に洋を上手く取り入れられている様子。
でも、外観は南禅寺数年前と変わらぬ会席お料理屋さんの佇まいで静謐感があります。門構えも素敵な和の雰囲気。
中に入ると立派なお庭を眺めるお席。先ほどまで寒くて辛かった雪もこのお庭で見ると風情を感じます。
ドリンクの種類は10種類+メニューにはないアイスティ。メニューにのっているのは紅茶が4種、ハーブティーが2種、和紅茶と日本茶(かぶせ煎茶 これについては後の福寿園の旅行記で取り上げる予定)、コーヒー2種。ただ、美味しそうなコーヒーメニューは残念ながらこの日機械故障でブレンドに変更とのこと。ブラジルショコラという豆の種類、飲めないと余計に気になります。
そして、メインとなるアフターヌーンティのお食事がこちら。
セイボリーはミニハンバーガーとクロワッサンサンド。ケーキにフィナンシェ、スコーンに加えてフルーツがあることが嬉しいラインアップでした。3段トレイ方式よりおそらく豪華なのでは?
この充実具合、訪問するには昼食を抜いて行くしかないですね。