この日の観光は雪で、京山城屋の七味作り体験を予約していなければ、挫折しそうになりますが、ゴールを定めてなんとか完歩したルートです。往路が観光徒歩ルート、復路は今日山代屋付近よりウェスティン都ホテル京都までタクシー(820円)でした。天気が良ければこれに加えて清水寺にも行けたかなと思います。
ウェスティン都ホテル京都から平安神宮よりも近い神社としては、ホテルを出てまっすぐ西方向の粟田神社となります。
まずはウェスティン都ホテル京都至近の旅行安全の神様粟田神社へ
旅行安全の神様である粟田神社は京都旅行で訪れるのであれば必ず訪れてお参りしたいところ。この日雪の激しい中の観光をしたにも関わらず、風邪もひかずに過ごせた旅の安全にも感謝しています。
石段下の道は旧東海道・東山道であり、この辺りは京の七口(京都の七つの出入口)の一つである粟田口であり、京都を行き来する旅人は旅の安全を祈り感謝し、このお社に参拝されました。何時しか当社は旅立ち守護の神として崇敬を集めております。
粟田神社公式HPより
浄土宗総本山 知恩院の参詣と方丈庭園見学
この観光の日は大晦日。除夜の鐘でも有名な、浄土宗総本山の知恩院を訪れました。テレビ等で拝見していたものの実際に訪れて見ると、建物のあまりの壮大さに驚いてしまいました。御影堂は国宝となっているとのことでした。お参り後、御影堂の端でこの真上にありますという案内板に沿って、天井を見上げて忘れ傘も見学します。忘れ傘は、知恩院にまつわる七不思議の中で最も有名なものと言われているそうです。七不思議は他に、鶯張りの廊下や抜け雀という襖絵の雀が見事すぎて、生命が宿って飛び去ったのではないかと言われているものなどがありますので、訪問前に公式サイトを確認いただくと良いと思います。
一つは、江戸初期の伝説の名工・左甚五郎(ひだりじんごろう)が御影堂を建てた際に、魔性をさえぎる力があるとされた傘を魔除けとして置いていったのだという説。この左甚五郎は、実在の人物とも、腕利きの彫刻職人の象徴化された存在だろうともいわれ、落語や講談などで多くとりあげられている人物です。もう一つ興味深いのが、御影堂再建以前の地に住んでいた白狐が置いていったという説。
知恩院公式HPより
今の御影堂が当山第三十二世の霊巖(れいがん)上人によって再建され、その落慶法要という時、大雨の中に傘を持たない童子がずぶ濡れになってやってきました。この童子は実は白狐の化身で、住処を追われたことを恨みに思い、仕返ししようとやってきたのですが、霊巖上人の法話を聴いている内にすっかり改心してしまいました。そして、霊巖上人が貸してくれた傘を軒裏に置き、「これからは知恩院を守る」という証を立てたのでした
国指定名勝の方丈庭園は御影堂のお参り後、裏に回って集会所を超えたところに受付があります。こちらは拝観料をお納めして入ります。阿弥陀如来二十五菩薩来迎図表した二十五菩薩の庭や三代将軍家光公御手上の松などを見学できます。
知恩院 桜の季節のライトアップとお坊様にご案内いただける『月かげプレミアムツアー』の記事を2022年4月にアップしました。大鐘楼の柵の中など通常非公開エリアも訪問できた時の旅行記です。
知恩院桜のライトアップと月かげプレミアムツアーの記事はこちら
円山公園抜けて八坂神社でお参りを
この日は大晦日で八坂神社に入れるルート限定されていましたが、通常は知恩院から八坂神社に向かう際は円山公園散策も楽しめます。日本庭園など見どころもあるようです。(この日雪が激しかったので見学はしていません。)
八坂神社は祇園社の総本社で、祇園祭は平安時代に始まった疫病退散を願う八坂神社の祭礼です。
八坂神社の歴史は平安遷都以前に遡るもので、社殿・建物は国宝・重要文化財に指定されているものも数多くありました。
SPGカードやAMEXゴールド以上専用のラウンジ 利用で圓徳院を見学
ウェスティン都ホテル京都をご利用の方は、マリオット愛好家SPGカード保有者の方も多くいらっしゃると思いますが、八坂神社から南に向かった高台寺付近にAMEXラウンジ があります。空港等ででなく、観光地に存在するこのラウンジに来てみたいと長らく願っていまして、やっと訪れるタイミングがありました。
このラウンジを利用すると、豊臣秀吉公の奥方ねね様の終焉の地である圓徳院を拝観料をお納めせずに見学できる特典もあります。
このラウンジに行くにはねねの道の白壁の部分の小さな入り口を入ります。ここを入った小径にはギャラリーやカフェが並んでいます。ちなみに、写真にも看板が出ているAMEXラウンジ向かいのカフェ夢珈琲は煙草の吸える喫茶店とのことですので愛煙家の方はそちらで休憩もありかもしれません。
小径を歩いて進むと風情ある入り口にAMEXマークが。
お庭の中に入り口があって靴を脱いで上がります。圓徳院を見学すると、出口は別のところとなりますので、靴は袋に入れて持って入る形です。
AMEXカードの確認はスタッフの方への提示。その後は床の間付きの和室に案内されました。一組一室の運用で、椅子式がありがたいお部屋です。
お部屋に入るとお茶とお菓子が運ばれてきます。利用時間は1時間以内とのことで、ほっと一息。
お茶の後は圓徳院の見学です。AMEXラウンジから続く廊下を歩いて行くと一般の方と合流する形となるようです。お庭に出ると、AMEXラウンジの静謐な雰囲気から一般の観光地の賑わいに変わりました。
庭園以外にも襖絵や調度など一般の方と同じように全ての見学ができます。
八坂の塔は雪の日でも大賑わい
ねねの径を抜けると法観寺八坂の塔。ここは国の重要文化財に指定されており、祇園のシンボルとなっています。雪の中の佇まいが凛としています。
八坂の塔の前の坂の途中京山城屋で京七味作り体験を
冒頭予約について触れていましたが、このような雪の中観光に出向いた訳はじゃらんで予約していた京山城屋の国産京七味作り体験。
京山城屋さんの入り口には「京七味調合します」の文字。お店でオーダーで京七味を作っていただくこともできるようですが、自分で出来る工程楽しめるのが、国産京七味作り体験です。体験価格も1100円とお手頃なのも良いですね。
まず、開始前の様子を。
この体験、国産京七味作りとありますが、京七味と国産京七味ブレンドするものが異なるようです。
国産京七味
- 金胡麻
- 黒胡麻
- 焼き唐辛子
- 唐辛子
- ぶどう山椒
- 糸青のり
- 陳皮
国産でない京七味では、黒胡麻と焼唐辛子がなく、けしの実と麻の実になるようです。
ベースとなる配合は全員共通、ベース作った後自分好みの配合を加える形です。
国産京七味を作るにはまず、金胡麻と黒胡麻を半分ほどすり潰します。黒胡麻の方が若干甘味が強いようです。
その後、他の材料を教えていただいた規定値に合わせて足していきます。体験教室らしく、写真撮影用の置き方も教えて下さいます。味6色に見えますが、胡麻が金胡麻と黒胡麻を混ぜ合わせているため7つの味が揃っています。
7種のベース配合はすり潰すのではなくやさしく混ぜ合わます。
その後、自分の好きなものを追加配合。
私は辛味を抑えるため、金胡麻、黒胡麻、青のり、山椒を各スプーン1杯づつ追加しました。ここはスプーン4配分追加することは決まっていますが、黒胡麻2杯など、必ずしも4杯別に味にしなくても良いとのこと。出汁がお皿で配られて、七味を浮かべて味見。味が良ければそのまま瓶詰めします。
私のは緑色を多く加えたため若干緑がかった七味となりました。別の配合のものと比べると色も全く違う七味となるのがわかります。
ウェスティン都ホテル京都では大晦日年越しそばのルームダイニングがオーダーが。
出来上がった七味は冷凍庫または冷蔵庫保管で半年間持つようですが、ちょうどこの日は大晦日。ウェスティン都ホテル京都では21時から12時の時間大晦日限定の年越しそばがオーダーできます。
年越しそばにももちろん七味はついているのですが、MY国産京七味でいただいた年越しそばは、まろやかな味で絶品でした。
(年越しそば以外の通常メニュールームダイニングでは23時以降の深夜メニューでお蕎麦があります。)
さて、明日はこちらも王道ルート、平安神宮と周辺探索をお伝えいたします。