本宿泊記は①設備編と②お食事編(夕食・朝食)に分けてお届けします。
宿泊の10日ほど前、急遽決まった温泉訪問。旅館かつベッドのあるところの空きが少ない中、見つけたのは滋賀 おごと温泉の大旅館『湯元館』で2021年にリニューアルされたばかりのモダン和室を発見。予約しました。
おごと温泉は一定以上の年代の方には健全でないのでは?などというイメージもあるようですが、そんなお話はもう昔話。家族客・女性客も多数の温泉旅館が多数あります。
おごと温泉 湯元館は琵琶湖の西側
おごと温泉湯元館はJR湖西線 雄琴温泉駅から送迎5分。送迎往路は予約不要で駅に着いてから電話でお願いして待つこと5分で来てくれます。
おごと温泉は、有馬温泉のように散策しながら楽しむ雰囲気ではなく、送迎で大旅館に行って旅館の中で過ごすというスタイルなのかなという感じ。駅前には各ホテルのバスが停まっています。
湯元館館内共用部
チェックインはロビーにかけて行います。
湯元館はロビーだけでなく館内の多くの場所にお花が生けてあり、また和小物の装飾も多く館内を歩いていると旅館気分で高揚します。
そして夏には涼しさを与えてくれる吹き抜けのアトリウム庭園は客室やお食事会場の移動等に華を添えてくれます。
リニューアル モダン和室ツインのお部屋
ベッドルーム
2021年3月にリニューアルされたモダン和室は、奥がベッドスペース、手前が畳のスペースとなります。
ベッドはシモンズ製で少し硬めで良い寝心地です。
珈琲・紅茶類と金庫
客室のお茶は、UCCのコーヒーメーカーと紅茶、白桃烏龍茶・煎茶がありました。お茶菓子はあられとスイーツの両方があるのも嬉しいところです。
お菓子は器の下の小さな冷蔵庫にはお水が2本のみ。ミニバーはありませんので、他のドリンク類は売店で。
冷蔵庫の横の金庫は物理キー式ですが、キーをお風呂に持って入れる仕様となっています。
バスルーム・アメニティー
1泊だとバスルームは使っている暇もありませんでしたが、洗面台とガラス区切りのバスタブ付きのお部屋でした。
アメニティは、使い捨てタオル2枚に歯ブラシ、ブラシ、コットン、剃刀、髪ゴムがあります。なお、使い捨てタオルは置いていますが、大浴場に小タオルも置いていますので、持っての移動は必要ありません。
更に客室アメニティで充実してるのは男女それぞれ用の化粧品類。男性用は化粧品に加えてヘアトニックもあります(女性用ヘアケア用品は大浴場のみ)。
浴衣
館内着、寝巻きは共通の浴衣のみ。
身長別にお部屋に全サイズそれぞれ複数枚揃っています。お風呂に持参する袋もナイロン性で中身の見えないものがあり、足袋も揃っているため持参荷物は少なめでOKです。
温泉大浴場は4カ所
温泉大浴場は男女入れ替えで合計4ヶ所。
内風呂と露天風呂がセットになったお風呂が、湖望の湯と山望の湯、8階にあります。
お風呂で写真が撮れないため男女共用の休憩待合室の小窓から撮影したそれぞれの方向の風景写真を。
ちなみに休憩待合室の飲み物はお水のみ。また脱衣エリア以降はお水がありませんので、まずはこちらで喉を潤してからお風呂に。
湖望の湯は滋賀県の6分の1の面積を占める琵琶湖の風景。山望の湯は山並み。雄琴温泉駅の一駅手前は比叡山坂本駅。立地的には高い山並みと琵琶湖に挟まれたエリアとなります。山望の湯はただ緑が見えるだけの景色でしたが。
3カ所目は5階で景色は望めませんが、お風呂自体が庭園のような景観で、小さな洞窟をくぐったり、屋根付きの寝湯もある露天風呂。
露天風呂専用の場所には洗い場のない温泉旅館もありますが、こちらは洗い場やドライヤーも揃っていました。
個人的にはこのお風呂が最も大旅館を感じられて良かったと思います。
4カ所目は11階にある展望露天風呂。月心の湯。
こちらは琵琶湖一望の大浴場。脱衣室から見える露天風呂は解放的すぎて11階だから外からは見えないような気がしつつも….。
解放的すぎて躊躇は、夫も脱衣室で他の方が「これ大丈夫⁉︎」と言っている声も聞いたため男性でも怯むぐらいの解放具合だと思います。
と躊躇はしますが、脱衣室から見えるお風呂だけでなく、奥側には屋根付きで視界に落ち着いたお風呂もあるため是非行ってみて下さい。
景色的には琵琶湖展望ですので朝か夕方明るい時間が良いと思います。
貸切露天風呂(3,000円/50分)
通常3,000円/50分の貸切露天風呂が宿泊プランに含まれていたため利用しました。予約は宿泊予約の後に受け付けてもらえますが、当日予約も空きのある時間にOK。
貸切露天風呂は石の音と木の香の2カ所。いずれかの選択制です。石の音は露天が陶器風呂、室内が洞窟風風呂。木の香は露天風呂が岩風呂・室内が檜風呂です。
希望時間の空きが必然的に木の香だったため、木の香を選択しました。
時間に貸切露天風呂入口まで行って、インターフォンを押すとフロントから遠隔で解錠してくれる仕組み。鍵の受け渡しといういらない手間が省けて快適です。
洗面と脱衣スペースには、化粧品、髪ゴム、ブラシ、タオル(4組)と冷えたミネラルウォーターのペットボトルが備え付けられています。ドライヤーも完備ですので50分内に終えられれば洗髪もできます。
泉質はアルカリ性単純温泉、加温ありの時折加水とのことでした。シンプルな透明なお湯ですので、湯あたりはしにくいかもしれませんね。
内風呂は檜と石の混合でした。洗い場も2つあります。
外は風情ある岩風呂。内風呂、露天風呂ともにリラックスできる暗めの照明です。露天風呂は眺望はありませんので夜利用でも良いかなと思います。
館内娯楽
ゲームコーナー・卓球・麻雀
洗練されたインテリアのロビーにそこだけ昭和の大旅館を思わせるゲームセンター表示が。
旅館らしいゲームコーナーと奥には卓球台。入口付近に別室で麻雀ルームもありました。
価格はエレベーター内のご案内に卓球30分まで無料(以降60分毎1,100円),麻雀は電動1卓11,000円とありました。
喫茶コーナー
2022年7月現在、居酒屋さん兼ラーメン屋さんらしきお店とラウンジは休業中。喫茶コーナーは開いていて珈琲は550円。お部屋でも珈琲はありますが、この喫茶コーナーのメリットは吹き抜けの前にあり旅館らしさを味わえるところでしょう。
喫煙室
喫煙室は4カ所。ガラス戸外に生花などあって、喫煙される方もゆったりした気分で過ごせそうです。
お土産品
お土産売店は結構充実。人気のお土産品が展示されていました。
滋賀県民割クーポンが使えるのは館内ではこのお土産売り場のみです。そこで購入した4000円分のお土産がこちら。
5つ入りフィナンシェ(1,000円)、いろいろな味の柿の種(各300円),近江牛焼き肉味のじゃがぼー(280円)、そしてうなぎ茶漬けの元が1,800円でした。