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【会期満了】『ゆるかわふうの世界』は大迫力の癒し これが断熱材って信じられますか?写真が趣味の方にも(神戸六甲アイランド情報:2022年3月27日まで)

神戸ベイ・シェラトン宿泊時に神戸ファッション美術館で特別展「ゆるかわふうの世界」のチラシを目に留めて訪問。

全く無知で失礼なことながら、勝手に『ゆるかわ』風と読み替えて読んでしまっていて、目に留まったのですが、訪問後このチラシと出会えて、ゆるかわふうさんを知ることができて良かったなあとしみじみ思いました。

開催場所は神戸六甲アイランドの神戸ファッション美術館

場所は、神戸市六甲アイランド。六甲ライナーアイランドセンター駅前、神戸ファッション美術館です。六甲ライナーは大阪神戸間を結ぶJR住吉駅または、阪神魚崎駅で乗り継げます。

神戸ベイ・シェラトンからは連絡通路で訪問可能。もう一件、アイランドセンターにある神戸プラザホテルは同じ建物内にあります。

この2つのホテルに宿泊していると入場料が200円引きになります。(通常大人1000円)。

ゆるかわ風の世界は『大迫力の癒し』の世界

何気なく訪問し、始まりは写真撮影もできない空の世界。なんとなく綺麗だなあとみて次のコーナーに移ったところ。

約束の地へ

大迫力の象がいました。タイトルは『約束の地』へ。

その時ライトがついたり、消えたりしているのを何気なくみていると、周りの方が「ボコボコしている?」と話されています。明るいところで見ると、確かにボコボコ。

約束の地へ

でも、美術分野に明るくない私は、そのまま次のコーナーに。

メインポスターの図柄『光のもとで』

メインポスターの図柄となっている光のもとで。巨大な大きさに描かれた猫。写真では伝わりにくいですが、ゆうに身長を超える高さまである大きさです。

光のもとで

ここまできて、やっと凄さを知る。この作品は青い(またはオレンジ色)の断熱材だった!!

光のもとでの横にテレビがあって、ゆるかわふうさんが説明されていました。

「青い断熱材を使って」

「金属でできたワイヤーブラシで回しながら削って」

「はんだごてで溶かしていく」

え!?断熱材だったの??目がテンとなり、理解したのち先ほどの約束の地へを再び確認に行きました。(気づくの遅すぎでした)

背面のLEDにより画像を浮かび上がらせた時はオレンジ色の綺麗な絵なのに、正面から強いライトをあてて見ると、確かに断熱材っぽいのです。

約束の地へ ライトアップ

約束の地へ 明るいライトに照らされた時

やっと、理解できた私は、その技術力と世界感に引き込まれます。

羽衣伝説エリア

天女が舞い降りて男性を魅了する羽衣伝説は、日本だけではなく、世界中にある伝説だそうです。また、天女と白鳥はしばしば同一視されているらしく、白鳥の優美な世界があります。

DEEP CURRENT

そして、エクシブ湯河原離宮に飾られたという「天の羽衣」は藤田ニコルさんがモデルだそう。神秘的な絵ですね。

天の羽衣

大迫力癒しの真骨頂は『海のエリア

ゆるかわふうさんの公式HPに掲載されていた動画によるとこの断熱材に光を浮かび上がらせて描く手法の始まりはダイビングの経験からとのこと。海の中の青一面の世界に浮かび上がる動物たちという世界観。

余白に海を感じる『BlueOcean』

この作品はゆるかわふうさんが『海を描く』ためにウミガメを描かれたそうです。確かに、ウミガメの悠々とした泳ぎを見ていると、周囲が海に見えていて、青に癒されていく気分です。

Blue Ocean

YOU GOT WATER 01

大迫力の大きさに圧倒されながら、味わう鯨の世界は最高の癒しとなりました。鯨が1頭でいるのではなくて、連なる姿にも心惹かれます。

YOU GOT WATER 01

対となるホッキョクグマの作品

ホッキョクグマの子どもを描いた『極北の空』。切ない表情が、保護欲に訴えかけてきます。対となるのは『うたかたの夢』。水の流れの中をたゆたうホッキョクグマの様子が、描かれており、こちらも正面から光を当てた場合の造りが見えるようになっています。

極北の空

うたかたの夢 LEDライトアップ

うたかたの夢正面からライトを当てた様子

うたかたの夢 正面からライトを当てた様子 アップ

マナティで更に癒されて

極北の空の隣には、マナティの表情に癒される作品『WHO AM I』。

海に癒され、動物に癒される素敵な時間です。

WHO AM I

作品に使われている断熱材は『スタイロフォーム』!

作品に使われている断熱材は、デュポン・スタイロ株式会社の押出法ポリスチレンフォーム断熱材とのこと。発泡スチロールより強く、建物の断熱材に使う他、建築模型を作る時もとても良い素材だそうです。

スタイロフォームの説明

作品には青いライトを当てているのではなく、断熱材に色がついていて、後ろから白いライトを当てた時に青く光り、削った量に応じて白に近づいていくという性質を利用しているのです。

この技法は、ゆるかわふうさん独自のもの。改めて見ても、断熱材とは信じられない繊細かつ迫力のある作品ですね。

神戸の次の展覧会は2023年5月〜7月 福岡

少し先の話になりますが、神戸の後の展覧会は2023年5月から7月に福岡で行われます。

展覧会を追いかけて旅行というのもいいですが、ホテルイベントのディナー会場で展示されたこともあるようですので、そういった旅先で出会えたら、幸せな気分になること間違いなしですね。

でも、まずは神戸に訪問できる方は2022年3月27日までに是非、現地で癒されて下さい。

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