このひとつ前の記事で蔵王の火山湖『御釜』をご紹介しましたが、御釜の見える展望台のところは宮城県になりますが、『蔵王国際ホテル』は市町村区域でいうと山形市。宮城と山形の両県をまたがる蔵王連邦の山形側にあるホテルです。
御釜が活火山であることからわかる通り、蔵王国際ホテル周辺も温泉が豊富なエリアですが、その中では上級に当たるホテルとなっています。
今回の宿泊記は以下の3編に分けて記載しています。掲載後リンクを貼る予定です。
お部屋編:2021年12月リニューアルの南館洋室 琉球畳(本記事)

蔵王国際ホテルの場所は?
私は仙台空港からレンタカーで向かいましたが、最寄りのターミナル拠点は『山形駅』となります。山形駅からは春から秋は2便、冬は3便の送迎が出ています。
蔵王国際ホテルのロビーサービス
蔵王国際ホテルにチェックインをすると、まず綺麗なロビーとラウンジ・ギフトショップが目に入ります。
ラウンジでは7:30から10:00と14:00から21:00、フリードリンクとアイスキャンデーのサービスが実施されています。ドリンクは、ほうじ茶・リフレッシュウォーター・コーヒーがありお茶請けにチョコレートも置かれていました。
2021年12月リニューアル 南館 洋室(琉球畳)
リニューアルルームを指定して予約
今回、宿泊先として蔵王国際ホテルを選択した理由は、真新しくベッドで眠れるお部屋があったため。一休で検索したところ、スキーシーズンと比べると若干お安くなる9月3連休、14日前の早割が効いて、1泊2食付きで大人2名 56,620円でした。
南館はロビー・大浴場からは遠く、レストランは近いお部屋
リニューアル洋室のあるお部屋は南館。外観写真ではうまく撮れていませんでしたが、外観写真はロビーのある本館部分、南館は道路を挟んだ別棟のような造りとなっていて、2Fにある完全屋内渡り廊下で繋がっています。
そのため、外出・大浴場・フリードリンクサービスのラウンジに行きたい時には1フロア分の階段(もしくは本館のエレベータ)に乗って、渡廊下を渡って南館へ移動し、その後南館側のエレベータに乗って客室フロアに移動します。
このホテルは、館内履物が畳ライクな中敷のスリッパで、歩きやすいため、大旅館好きには、この移動時間自体が結構楽しいものとなります。
レストランは南館2Fにありますので、客室フロアからエレベータは1F乗るだけで行くことができます。
琉球畳に120cm幅ベッドが2台のお部屋
お部屋は3畳の小さな前室ありの琉球畳のお部屋。広さは46㎡です。
前室の部分に小さな洗い場付きの給茶スペースと冷蔵庫があります。
コーヒーはスティックタイプです。
冷蔵庫の中はドリンク類は空。館内の自動販売機で購入するように記載されています。館内の自販機は500mlのお茶が200円と市場価格よりは心持ち高めの価格設定でした。
『ドリンクは空』なのですが、入っているのはウェルカムフルーツ!
みずみずしいメロンと梨が入っています。9月はまだ暑いため、入室してすぐやお風呂上がりなどウェルカムフルーツで一息入れられる時間が至福です。
ベッド幅は120cm2台。柔らかすぎず、固すぎずのベッドは広く快適。写真のシーツが清掃完了状態でも若干もこもこしているのは、布団にうっすら厚みがあるからかと思います。
奥のリビングスペースは3席。机の上には、ギフトショップでも販売しているさくらんぼのお菓子が置かれています。
ベッドの向かいには大きめのテレビ、と『湯かご』が置かれています。
あと、スキーリゾートだからなのか、絆創膏がボックスに入って置かれていました。(私はスキーリゾートに行き慣れていないのですが標準なのでしょうか。)
テレビ下のスペースには浴衣がM・L・LLサイズ、色も桃色(Mのみ)・緑・白と3種類揃っています。
タオルは湯めぐりするのも、館内の大浴場・貸切風呂を使うのも客室タオルを持っていく方式ですが、1人あたりバスタオル1つ・通常白タオル1つのみでした。
(私は湯めぐりに向けて予備白タオルを自宅から持参しましたが、こちらも大活躍。お風呂好きの方は持参しても良いかと思います。朝晩1回のみという方は、温熱タイプのタオルドライがついているので持参不要かと)
また、浴衣以外のパジャマは設置されていませんでした。必要な方はご持参を。
なお、お風呂やお食事にも便利な半纏もクローゼットにかかっています。
すみません、写真撮り忘れましたがこの半纏の下、クローゼットの中にセキュリティボックス(物理鍵式)が設置されています。館内大浴場利用の場合は、お風呂場前(脱衣所より外)に暗証番号式の貴重品ボックスがあるため、物理鍵も保管は可能です。
洗面台と奥には洗い場付きのお風呂が。
アメニティはスタンダードなもの。シャワーキャップ、コットンセット、カミソリ、ブラシ、歯ブラシです。
洗面台にはボトル式のクレンジング。化粧水・乳液、男性用基礎化粧品もありました。
お風呂は日本式の椅子付洗い場があります。
南館 洋室(琉球畳)の眺望は『ゲレンデビュー』
なお、南館洋室は、ゲレンデ側にあるお部屋です。
お部屋のカーテンを開けるとゲレンデビュー。9月の場合は、ゲレンデの淡い緑と森林の深い緑のコントラストが楽しめるビューとなっています。