御釜とは?
宮城県蔵王の『御釜(おかま)』とは、太古の噴火で発生した火山の火口に水が溜まってできる火口湖です。
関西人の私は、蔵王に行くことを決めて観光地を調べてみて初めて知ったのですが、蔵王では樹氷と合わせて御釜は有名な観光スポットのこと。
気候や天候によって、いろいろな色を見せることから五色沼とも呼ばれています。
蔵王『御釜』の場所は?カーナビ設定は?
蔵王の『御釜』は火口湖ですので、当然入れる場所ではなく、観光客として訪問する場所は『御釜展望台』となります。
御釜展望台には、付近にレストハウスがあり、その前に駐車場があるという場所になります。
そのため、カーナビでは、名所として『御釜』を入れます。目的地は『蔵王刈田岳山頂駐車場』となります。
私は、ネット検索でマップコード『569 429 810』が駐車場付近を示すという情報を得て、カーナビに入れてみましたら的中。無事駐車場まで向かえました。
なお、この『刈田岳山頂駐車場』は、『蔵王ハイライン』という有料道路の終点となっていて、駐車料金ではなく通行料として料金所でお支払い(普通車550円)をお支払いして駐車場に向かう方式です。
この有料道路は雪の季節には閉鎖されていますので、訪問前には宮城交通さんHP等でご確認を。
駐車場は、9月3連休初日(天候:曇り時々晴れ)の昼日中、ほぼ満車。大人気の観光地のようでした。時間には余裕を持って訪問した方が良いかと思います。
視界に注意!
なお、私が御釜に訪問した日は写真のような曇りの状況。この付近には雲が立ち込め、また付近には滝も多数あって霧なのか、雲なのかというものもあって視界はかなり狭い上に道は曲がりくねった山道。
たまたま借りたレンタカーのカーナビが新しく、正確に道の形状と現在地を示してくれたことを頼りに向かえましたが、時折、目視だけでは真っ白な状況も発生。
向かわれる方は安全運転で、十分にお気をつけて。
『御釜』は雪のない季節の蔵王の絶景
駐車場の前からレストハウス横を抜けると展望台。
御釜の展望台入り口は、坂の上から見下ろす方式。近くで御釜を見るには土の道を足元に気をつけながら下って行きます。決まった階段等はありません。
それでも頑張って下っていくと、雲の中の火口湖の神秘的なグリーンの絶景が。ほんの数分山道を下っただけですが、山登りで山頂から絶景を眺めたような爽快な気分になれ、壮大な自然に感動できます。
足元に自信のない方は、山道は下らず、展望台上部の脇に設置された展望デッキから観覧を。
米粒大に御釜に近づく人を見下ろす形で御釜を見ることができます。
また、展望デッキから真横方向を見ると馬の背と言われるトレッキングコースも見ることができます。こちらも『人』の小ささを思い起こさせる雄大な景色です。
体力が許せば、刈田嶺神社奥宮にも
さて、展望デッキから見上げたところ、下から見るとはるか遠くに見えますが、刈田嶺(かったみね)神社奥宮が見えます。
遠く見えますが、途中の階段はゆるい坂ですので、思ったよりは楽に上がることができる神社ですので、体力が許す方はそちらも訪問を。
冬は温泉街の刈田嶺神社に移されるというご神体『蔵王信仰の根本・蔵王大権現社』が鎮座されています。
おみくじが大人気らしく、かなり並ばれている様子でした。
また、神社前からはより高台から見る御釜の景色や、御釜と反対方向にある蔵王ハイラインも見ることができます。
食事もできるレストハウス
展望台と駐車場の間にはレストハウスがあり、2Fにはしっかりお食事のできるレストラン、1Fにはセルフ形式の軽食販売があります。
レストランは入っていませんが、絶景と併せてお食事が楽しめるようです。
食券方式で、お値段は名物の釜カツ丼セットが1300円、山菜そばが900円などとなっています。1600円の方の釜カツ丼セットのJAPAN-Xとは何か?と思って付近に掲示されていたメニューを見ると蔵王のブランド豚のようでした。
1Fには軽食が販売されています。仙台名物の牛タンやずんだ、玉こんにゃくなど、観光に適したメニューも揃っています。
販売されているお水は蔵王湧水(150円)大きな団子にたっぷりのずんだ餡ののった『ずんだだんご』(250円)とともにいただきました。かなり大きな団子でしたので、お腹がいっぱいの時に軽くいただくには多かったですが、ずんだ餡が本格的に粒具合も感じて美味しくいただけます。
ケチャップの美しい盛り付けに失敗してしまっていますが、牛タンフランク(400円)も。こちらは美味しくフランクフルトとしていただいた後に『はて、どのあたりが牛タンだったのか』と思ってしまったのですが、普通に美味しいです。