『瑞鳳殿』とは?
瑞鳳殿(ずいほうでん)は、独眼竜政宗の異名でも有名な伊達政宗公(1567年ー1636年)の霊屋(おたまや=お墓)となります。
現在の建物は、1979年に戦災の後再建し、2001年に極彩色を再現し、創建当初の桃山文化を思わせる豪華絢爛な様子となっているものです。
瑞鳳殿の場所は?
仙台駅から車で7分。街の中心に近いところにありました。そのため、訪問時には渋滞・満車などを考慮して時間に余裕を持って訪問されることをお勧めいたします。
駐車場は瑞鳳殿の観覧券を持っていると、無料です。
(私が訪問した9月3連休中日の午前11時ごろは、すでに駐車場が満車で、10分程度待ち時間が発生していました。)
駐車場で車を停めた後、瑞鳳寺を右手に見ながらかなり急な坂道を上がること数分で入口に着きます。

瑞鳳殿の観覧券(大人570円 高校生410円 小中学生210円)で入れるエリアは瑞鳳殿のほか、二代目仙台藩主の霊屋 感仙殿と三代目藩主の霊屋 善応殿があり、瑞鳳殿観覧後案内に従って移動します。
瑞鳳殿
瑞鳳殿までの道は緩やかな長い階段です。
中に入ってまずは伊達政宗公の生涯の概略を一読。
米沢城で生まれ、東北の雄となり、35歳で徳川家康公の許しで、仙台城を築いています。
その後、スペインとの通商貿易や産業文化の振興等を行い、伊達家は62万石の藩祖となります。
生涯を閉じられたのは、70歳。江戸時代としてはかなりのご長寿だったのではないかと思います。
お手水では、龍神様からお水が出ています。
涅槃門
正門に当たる門が涅槃(ねはん)門。悟りの境地となる状態で来世という意味もある涅槃を示す門は、青森檜葉(ひば)の豪華な作りです。
石燈籠
涅槃門を超えて上がっていく階段の両脇には全て形の違う石燈籠が。作者の方や解説が添えられています。
拝殿
拝殿は拝礼のために設えられた施設のこと。この拝殿の『扁額』は現在では手に入らない希少な材料でできているとのことで、赤は紅珊瑚、白は真珠。これは贅沢のために選ばれた材料ではなく、直射日光に負けず長持ちするように考えられて選ばれたものだとのことでした。
瑞鳳殿
瑞鳳殿は特別開帳の時以外は中は見ることができませんが、中には伊達政宗公の尊像が鎮座されています。
『独眼竜政宗』という異名の伊達政宗公のシンボル龍は、屋根の角に据えられています。
なお、瑞鳳殿の両脇には殉死された重臣の供養塔が並んでいます。
瑞鳳殿の装飾は真ん中には足裏の見える天女、両脇は楽器を演奏する天女となっています。この中央の天女は、体が正面を向いているのに足裏が見えており、それが極楽を示しながら、仏を賛美するものという意味だそうです。
また、中央の金装飾は阿吽の対となっています。
特別展示:羽生結弦選手の衣装モチーフ吹き流し(2022年9月15日から9月30日)
元々は仙台七夕の3日間(8月6日から8月8日)のみの展示予定が、周囲からの要望を受けて再び展示されているのが、フィギアスケートの羽生結弦選手の衣装をモチーフとした吹き流しです。
二代藩主 伊達忠宗公の霊屋 感仙殿
二代藩主 伊達忠宗公(1599ー1658)は新田開発・港湾整備等により藩の基礎固めをされた方。その霊屋は、1985年に再建されています。
三代藩主 伊達綱宗公の霊屋 善応殿
三代藩主 伊達綱宗公(1640ー1711)の治世は2年。酒色に溺れたとして、21歳の若さで蟄居されたようです。
蟄居後は書画や水墨画といった分野で高い評価を得られたとそうです。
その霊屋となる善応殿も感仙殿と同年に再建されています。