2021年の締めくくりはマリオット系ホテル「神戸ベイシェラトン」。
神戸市内ですが、三宮といった中心地とは少し離れたエリアであるポートアイランドエリアにありますが、マリオットファンが神戸宿泊時に一択で選択するホテルがこの「神戸ベイシェラトン」です。
このホテル、関西人ではおそらく知らない人はいない淡路島洲本温泉にあるホテルニューアワジの系列です。ホテルニューアワジ別亭夢泉景に旅行に行くと、アメニティに共通のものがあってクスッと笑ってしまいます。
JRの住吉・阪神の魚崎から乗り換える六甲ライナー
六甲ライナーの乗り換え駅は三宮より大阪寄りの住吉です。阪神電車からだと魚崎乗り換え、阪急の場合は御影駅からバスが出ています。
降車駅はアイランドセンター前。駅の改札が2Fにありそのまま渡り廊下で繋がっています。
神戸ベイシェラトンで季節を実感できる生花
2Fチェックインは一般の方用のフロントと、クラブフロア滞在の方（またはマリオットプラチナ以上会員）用の着席できるタイプに分かれてます。いつもチェックインタイムは人混みですので、写真はありませんが。
ここでチェックインの待ち時間などに見ておきたいのが、フロントとエレベータの間にある生花。季節感をフルに演出していて、夏には風鈴、ハロウィンにはかぼちゃなど、滞在に季節感を添えてくれます。
神戸ベイシェラトンといえば温泉 温泉直結フロアの宿泊がおすすめ
神戸ベイシェラトンの客室カテゴリはかなり分かれていますが、フロアとしてはレディースフロアを除き、大きく分けて4区分に分かれます。
- クラブフロア （温泉直結・クラブ専用アメニティ等あり）
- SPAフロア（温泉直結・12Fの場合はマイクロバブルの客室風呂あり）
- プリファードフロア（中層階 温泉直結の中では一般フロア）
- シェラトンフロア（低層階 温泉直結でない一般フロア）
マリオットプラチナ以上の上級会員の場合は、基本クラブフロアと同じサービスが受けられるため、最も大きな差分は「温泉直結かどうか」ということになります。マリオットプラチナ会員以外の方は、クラブフロアに泊まると温泉直結以外に「クラブラウンジ利用」「朝食無料」「フィットネス・プール無料」の大きな特典があります。クラブフロアと一般フロアの価格差がそれほど大きいホテルではないため、クラブフロアは大人気です。
「温泉直結フロアとは何か」ですが、まずお部屋には浴衣が設置されています。写真の丹前の下にあるものが浴衣ですが、この浴衣優秀で、帯以外に着物の内側での結び紐がついていて、動いても気崩れしません。
浴衣を着て動いて良いのは、温泉専用エレベーターと後述するSPAリビング・温泉「濱泉」の中だけです。そのため、温泉直結のエレベーターが止まらない一般客室の場合、浴衣がなく、普通の服装で温泉に行かなければなりません。温泉を何度も楽しむ場合、浴衣があるのとないのでは、利便性は雲泥の差です。
一般客室にもセキュリティボックス設置あり
一般客室はツイン・ダブルのベッドタイプから選択できます。お部屋によってベッドカバーが白だったり、紺のストライプだったりしますので、写真とイメージは異なるお部屋の場合もあると思います。
どのお部屋にも100％設置されているのは、セキュリティボックス。温泉・大浴場のあるホテルでセキュリティボックスがないホテルがたまにありますが、落ち着きませんね。このホテルには全室4桁暗証番号方式のセキュリティボックスが設置されているので安心です。
スイートのお部屋
スイートに宿泊した際のお部屋をご紹介。上2枚がスイート、下2枚がジュニアスイートです。どちらもゆったりした作りで、快適です。ジュニアスイートの方が高級そうと思ったのですが、スイートの方に宿泊した時はアロマのアメニティが別についていたので、スイートの方が上位なのではないかと思います。
神戸ベイシェラトン＝温泉 温泉「濱泉」は？
私はこのホテルに滞在する目的の一つが3Fにある温泉「濱泉」。ホテル宿泊者は「濱泉」の入館チケットをチェックイン時にいただけますが、1度だけの利用ではなく、滞在中ずっと客室キーを見せて入場できます。
温泉の中の写真は撮れませんが、有馬温泉でいうと金泉の色あい、温泉効能は、ナトリウムー塩化物温泉の自家源泉で、非常に濃度の高い温泉です。
湯船の設備※女性用と男性用はお風呂の数が違い、記載内容は女性用です。
- 露天風呂（1箇所 温泉）
- 内湯（1箇所 温泉）
- 寝湯（1箇所 半個室風 温泉）
- 打たせ湯（3箇所 温泉）
- 水風呂（1箇所 冷水 水道水の温度のような？）
- ホットカウチ（3台 ほど暖かい石の上に座る準サウナのイメージ）
- ドライサウナ（1箇所）
打たせ湯は、3箇所に区切りがあって、浅く温泉が張られているため、本来の打たせ湯のご利用以外に、赤ちゃんや小さなお子様連れの方がよく浸かっていられます。
お子様連れの方が多いので、静かに入れるかどうかは運次第。滞在中何度も通って、空いている時間を見つけるしかありません。どうしても落ち着いて入りたい場合は別途有料で貸し切り温泉も1箇所あります。
温泉アメニティはフルライン
温泉のアメニティはフルに揃っていて、洗い場にはシャンプー、トリートメント、ボディーソープ、洗顔、美容洗顔石鹸があります。
ドライヤーのあるところには、化粧水、乳液、オールインワン美容液、ヘアトリートメントと髪ゴムが。
肌質などで化粧品を選ぶ必要のない人は手ぶらで向かえるようになっています。
温泉直結フロア宿泊者限定 SPAリビング
温泉直結エレベータから温泉「濱泉」に入るには、一般の入り口と別の入り口が用意されていますが、そこに向かう通路の途中に設置されているのがSPAリビングで、一般の方は入り口にすら辿り着けない構造となっています。通路にこのドアがありますので見落とされないように。
入るとドリンクコーナーには、「ヤクルト」「野菜ジュース（ない時も）」「牛乳」「淡路島コーヒー（コーヒー牛乳です）」が入った冷蔵庫とスポーツドリンク・アセロラジュースがコップに注げるようになっています。
また、カフェインレスホットドリンクとしては「なた豆茶」・「ハーブティ」があります。
なた豆茶とヤクルトがおそらく利用者よりも減りが早くて最近防犯カメラが設置されました（おかげで在庫切れのタイミングが少なくなって助かっています）。SPAリビング外への持ち出しは厳禁です。
SPAリビングはヘルスケア目的のお部屋でもあり、血管年齢測定器や、体脂肪測定器が置いてあり、リビング奥にはマッサージチェアもあります。
照明は若干暗めで落ち着いて過ごせる雰囲気になっています。（落ち着いて過ごせるかは、またまた利用者層による運次第ですが）
温泉唯一の大人専用空間 ウォームラウンジ
落ち着いて過ごしたい方はSPAリビングではなく、「濱泉」の中のロビーの一角に暖炉のある（暖炉はついていない時もありますが）ウォームラウンジがあります。そこだけは年齢制限があってお子様のご利用が制限されています。時折、お子様が間違って入っておられますが、スタッフの方が見つけたらきちんと注意されています。
ウォームラウンジ専用ドリンクはありませんが、濱泉のロビーに置かれているコーン茶と麦茶のブレンド茶（冷）が飲めますよ。
ヨガマットが敷かれているため、ヨガやストレッチが可能のようです。
暖炉がついている時間は炎を眺める時間も気持ちにゆとりが出ますね。炎動画が人気というのも頷ける光景です。
2021年10月にクラブラウンジが拡張
2021年神戸ベイシェラトンのクラブラウンジが拡張されて、ゆとりのある広さとなりました。マリオット上級会員の利用も多いホテルですので、クラブラウンジはかなり混み合っていたため、ありがたい拡張です。
17時から19時のカクテルタイムはプレートディッシュが1人づつに配られますが、混雑時は1時間の時間制限付き。
カクテルタイム以外も常設のおやつとしては、ドラジェ・ナッツ類、ジェリー・クラッカー・クッキー等いわゆる「乾き物」が揃っています。アフタヌーンティータイムはなくケーキ類はありません。
カクテルタイムのお酒はビール以外に梅酒・自作カクテル（マスカットのお酒・カシスがありジュースと混ぜて作るもの）・日本酒があります。
館内レストランのおすすめは中国料理「翠亨園」
館内レストランは、最上階レストランでは、フレンチと鉄板焼・ロビー階には中国料理と和食（和食は長期休業中）・1階には朝食もいただけるブッフェレストラン、メインバー・スポーツバーがありますが、大人気なのは中国料理「翠亨園」。
夜のアラカルトも特別な日には良い（夜アラカルト期間限定で頂いたエビのアーモンド揚げは私の中のナンバーワンメニューです）のですが、ランチタイムにはオーダーバイキングは、いつも満席に近くて大人気。予約は必須です。
黒酢酢豚や、土日限定の北京ダックなども美味しく、またワゴンで回ってきてくれる点心も熱々の器をみているだけで楽しい気分になります。デザートもいくつでも選べてハリネズミのカスタードまんが可愛らしいのもお気に入りです。
カジュアルなランチならシェラトンマルシェのカフェも
神戸ベイシェラトンを2階ロビーから外に出て通路を歩くとシェラトンマルシェというショップがあります。（駅に向かうわたり廊下を超えたところ）
手前がお野菜等も販売しているマルシェで、奥にお土産コーナーがあり、さらに奥にはカフェがあります。ディナータイムの営業はしていませんが、朝食と昼食はコストパフォーマンスの非常に高いメニューがいただけます。
野菜のポタージュに唐揚げ入りのサラダ、お味の選べるバケット・食後のコーヒーがついて1000円程度というお値段。同じ価格でカレーという選択肢もありますよ。オプションでケーキをつけることも可能。ランチ不要な方はケーキセットという形でいただくこともできます。
朝食は、ガーデンカフェで
朝食会場は1階ガーデンカフェです。外の緑が見える光景を眺めながらいただく朝食は優雅ですが、週末混雑時、8時以降のお食事はかなり待ち時間が必要です。朝風呂の終了時間も朝食バイキングの終了時間も朝10時30分のため、どちらを先に行くか臨機応変に対応する必要があると思います。
メインは目の前で焼いてくれるオムレツ（おすすめのソースは香味醤油！一度食べてみてください）とフレンチトースト。フレンチトーストに、デザートコーナーにあるアイスクリームを乗せて食べるのも美味しいですよ。この食べ方はフレンチトーストのコーナーのスタッフさんに教えていただいたのでルール違反ではありません。ぜひお試しください。
ご飯派にはカレーか鶏そぼろが日替わりで。和食の小鉢・お味噌汁・洋食の暖かいおかずもずらりと並んでいます。自分で10秒だけゆがくフォーもありました。
神戸ベイシェラトンの周辺観光として、以下のルートを別記事でご案内しております。ぜひそちらもご参照ください。
- 【灘五郷❶】西宮郷酒蔵巡り
- 【灘五郷❷】御影郷・魚崎郷酒蔵巡り（❶より近いです。）
- てっちゃん工房 ちくわ・かまぼこ作り体験（ホテルから徒歩圏内）
