京都に泊まると、昔からあるホテルや小さなホテルも多くあり、ユニットバスだったりしてお風呂の楽しみを見いだせないところも多いと思います。宝ヶ池にあるマリオット系でもあるザ・プリンスは、宿泊価格もお手頃でお部屋はゆったりですが、クラブルームでなければ、お風呂はユニット。
そこで、お風呂の楽しみを嵐山など遠くに行かずに楽しめるところを探していたところ、『一休レストラン』で見つけました。
一休レストランは、時々お風呂+お食事のプランも出てくるため旅行時の検索にはかなり使えます。
洛中悠庵 花伝は烏丸駅から徒歩7分
洛中悠庵 花伝は烏丸駅から北上、烏丸小池駅方向に向かって歩いた東洞院、六角通りの付近にあります。六角通りの名前の通り六角堂に程近い場所となります。
瀟洒なマンションなども多い結構生活感もある賑わいの中、しっとり佇む旅館です。
洛中悠庵 花伝のアプローチで京都らしさを味わう
わりと人通りの多い通りなのに一歩敷地に足を踏み入れると、京都らしい静かな雰囲気。広いとはいえない小径ですが、アプローチを歩くうちに京都の旅館に来た気分が高まります。
洛中悠庵 花伝の【悠your湯】プランは4100円!
一休で予約出来る悠your湯プランは半個室(といっても浴衣に着替えられるぐらいのほぼ個室)確約のお食事(ミニ会席)と、お風呂の入浴に浴衣、タオル、バスタオル全てコミコミで4100円。
でも、このお値段で本当にいいのですかというお食事内容です。
広々半個室
旅館のロビーから案内されたのは旅館らしい廊下の左右にある半個室の一室。
半個室というだけあって、入口は扉ではなく長めの目隠し布ですが。中に入ると立派な和室個室となっています。
お席には早速会席らしい準備がなされています。
お部屋に用意されたお風呂セット
そして、お部屋の一角にあるのは、浴衣とお風呂セット。
一休のメニューには先に30分間お風呂に入って後お食事と記載されていましたが、お問合せしたところ先にお食事でも可能。入浴して浴衣をきてのお食事なんて完全に宿泊気分味わえますね。
ボリュームたっぷりの和食にワンドリンク
こちらのコースお得なことにワンドリンクもついていました。瓶ビール小瓶を選ぶこともできます。(写真はバヤリースオレンジですが)。追加のドリンクも1000円しないぐらいの価格でした。
あらかじめ用意されていた箱の蓋を開けると、八寸が。
流れ子って何?
旅館などの外食での楽しいところは、お料理の品名との見比べや、これなんだろうと興味が湧くところ。
今回の八寸。なんだろうと思った品はお献立に書かれていた『流れ子』です。
お献立とお料理を照合していくと、『とこぶし?』あたりをつけて、後ほど調べてみると。
高知や徳島では、とこぶしのことを『流れ子』というそうです。ここは京都ですが、料理長さんのご出身は四国?なのかもしれませんね。
お造りは写真撮り漏れていましたが、炊き合わせ、天ぷらが続きます。天ぷらはレモンとお塩で。
ここまででもかなりのボリュームですが、鍋もの牛しゃぶが見た目よりお肉ぎっしりの贅沢さでした。見えるところに多そうに牛肉を盛り付けるのではなく、6枚ぐらい積み重なっています。
牛しゃぶはは以下から選択で選んだものです。
・花旬爐(朴葉焼)
・すきやき
・しゃぶしゃぶ
・水炊き
朴葉焼とは?
朴葉焼は『ほおばやき』と読みます。元々飛騨高山地方の名産で殺菌作用があるといわれる朴の木の葉の上で薬味などを味噌で焼いてご飯のお供にしていたとのこと。その後旅館等の一品料理になったことで豪華にお肉を焼いたりするようになったそうです。
すみません、解説しつつも食べたのはご紹介のとおり牛しゃぶですので写真がありません。
ご飯は目の前の釜で作る釜飯。じゃこがメインのものです。
お吸い物は嬉しいことに、かに真丈。
真丈とは
お料理解説繋がりで、念のため真丈とはも加えておきます。
真丈とは、海老などすり潰し、山芋や卵白などをつなぎとした練り物です。お吸い物の中でほのかな甘みになっていたりしますね。
最後はデザート。コーヒーもついています。これでミニ会席などという名前をつけても良いのでしょうか?
洛中悠庵 花伝のお風呂は新しく綺麗
お食事の後のお風呂は露天は2名定員ぐらいのシルキー風呂、マイクロバブルのお風呂です。
内湯は5人ぐらい入れるかなというぐらいの人工温泉。イオン化作用の強い薬石光明石を入れているそうです。
新しくて綺麗でした。
化粧水、乳液、シャンプー、トリートメント、ボディーソープはあります。
貴重品入れは長財布一個分ぐらいの大きさ。それ以外は鍵もないかごですので荷物はお食事場所に置いておいても一緒だと思います。