出張や、マリオットボンヴォイのホテル修行でご利用の方も多いコートヤード大阪本町、このホテル発着で大阪ミナミの街並みをちょっと上品にエクスクルーシブカフェなどにも立ち寄りながら巡りましたので、モデルルートとしてご紹介します。
ご紹介する中のミラーボーラーイベントは2022年2月13日までで会期終了済みですがPARCOでは他のイベントもしていることもあると思いますので、時期により別のイベントにも読み替えてご参考に。
モデルルートは堺筋本町〜難波〜心斎橋と巡るルート
ルートは駅地下鉄3つ分を往復する結構長距離なルート。通りすがりに見つけたポイントではなく、当初からの目的地は以下の通りとなっています。
①パンとエスプレッソと堺筋倶楽部(昼食)
②難波八阪神社
③マリベル ザ ラウンジ(休憩お茶とお買い物)
④PARCO ミラーボーラー星の旅 (イベント展示)
パンとエスプレッソと堺筋倶楽部
コートヤード大阪本町は、駅で言うと本町駅ではなく、堺筋本町という一駅隣にあります。
堺筋本町で思いつく店名『堺筋倶楽部』は名門フレンチ。元銀行の建物を利用したクラシカルなイメージがありました。ふと、その単語調べてみたところ、2021年11月にお店が変わっていました。
そして、そのお店は『パンとエスプレッソと』嵐山で歴史的な建物の中でモーニングなどを提供されていて、かなり並んでいたのを見たことがあるお店でした。
そのお店が堺筋倶楽部の名前でオープンしているとなると知ったからには行ってみないと。と、お店に向かいます。
コートヤード堺筋本町は問屋街の北側にあります。
そのため、まずは船場センタービルという問屋通りの建物を潜って堺筋らしい問屋地域に入って行きます。あとは南方向へ。船場鶏屋さんの前を左(東)となっていますが、この次の角を左でも良いような。
そして、大通り堺筋に出ると瀟洒な建物が。
外観は歴史ある元銀行の趣
古い銀行の建物ってお洒落なもの多いですよね。ここもとても素敵です。
内装は金庫がアクセント
中も外観にふさわしい雰囲気。奥に見えている扉はおそらく元金庫のようです。金庫も時代を経ると趣のあるインテリアに変貌していますね。
パンとエスプレッソと堺筋倶楽部は14時までの時間帯はランチ専用
ランチタイムはカフェ利用はできず、ランチのみでした。ハンバーグランチ(1400円)と、カフェラテ(+300円)を注文。ランチにはもれなくパン食べ放題がついています。が、1回目もって来てくれたカゴにはすでに4個。充分です。パンはもっちりした食感でほんのり甘く美味しかったです。サラダ一緒に提供されたスープはカリフラワーのスープ。凝っています。
ハンバーグはかなり粗挽きでジューシー。ドミグラスソースは濃厚で付け合わせのポテトはふわふわトロリ。ハート型の描かれたカフェラテもいただいて良いランチタイムを過ごせました。
大阪ミナミのイメージ画像に使われるグリコ看板へ
お腹も満たされたので、ひたすら西に歩いて地下鉄一駅分、御堂筋よりは一本東側となる心斎橋北商店街へ、この通りは南下すると心斎橋筋、戎橋すじ名前が変わっていく大阪難波のメイン通りとなります。御堂筋が車道の基幹とすると戎橋は歩行者の基幹といえば良いでしょうか。ミナミでブラブラショッピングというと、この戎橋筋は外せないと思います。
子供ころから何度も通ったことのある戎橋でグリコの看板の写真をおのぼりさんよろしく撮る日が来るなんて!などと思いながらまずはグリコと。
セットで撮影すべきはカニ道楽の看板かと。カニ道楽は関西人がカニ好きになるための立役者。うどんすきからヒントを得てカニすきを生み出した創業60年の老舗だと、この日の翌日空庭温泉のサウナで放送されていたテレビでタイムリーにも知ることになりました。
カニ道楽の看板前には2025年大阪万博に向けたオブジェも登場していました。まだまだ先だと思っていましたが、あと3年なんですね。
難波八阪神社の舞台が大迫力
戎橋から南海難波駅まで南下して右(西側)へ。方向としては、フェア・フィールドバイマリオット難波方向へ。
個人的には、フェアフィールド難波は昨年石垣島旅行の早朝関西空港出発で前泊したことがあります。価格が抑えられているホテルですので、マリオット修行にも使われているようですね(ネット情報を見た限り)。
フェアフィールド難波のすぐ近くにある難波八阪神社。ここ舞台が必見との情報を得ての目的地選択でした。
石造りの鳥居を潜ると。大迫力のお顔がありました。大きさがわかるように車を写真には入れたものと近づいた時の写真を両方入れています。高さは12m幅は7mです。
この舞台は、獅子殿と呼ばれ、完成は昭和49年。獅子舞や神楽などを奉納する場所です。実用的なことに、目はライト、鼻はスピーカーとなっているようです。
正面にこの舞台があってまず目を引かれますが、ご本殿はお隣。ヤマタノオロチ退治で有名な素盞嗚尊(すさのをのみこと)をお祀りされています。
近年は舞台の大きな口で勝利を呼び込むと、入試や商業発展の神さまとしてお参りされる方が多いそうです。
大阪歌舞伎座後のホテル
帰りは次の目的地の『マリベル ザ ラウンジ』に向けて御堂筋まで戻ります。
御堂筋は車でキタ(大阪駅周辺)からミナミ(難波駅周辺)を車で移動できるメイン通り。
ミナミの果てには、南海難波駅の特徴、関西空港に向かう列車ラピートのシンボルが見えます。右側に見える建物は近鉄難波駅近くにあった新歌舞伎座の跡地にできたホテルロイヤルクラッシック大阪。
新歌舞伎座の面影を残したホテルロイヤルクラッシック。このホテルの裏側の飲食店が集まっているエリアは今でも大阪新歌舞伎座の裏という意味の『座裏』と呼ばれいるそうです。
御堂筋からもグリコ看板は見える
御堂筋側を北に向かって歩き、道頓堀川に来るとここからもグリコ看板が見えます。御堂筋から眺めるとカニ道楽ビル上にあるスーパードライ看板の大きさにもすごいですね。ちなみに看板をじっくり見たいなら、戎橋筋より御堂筋の方が歩いている人が少ないため立ち止まりやすいです。
後、ドンキホーテが作った観覧車も遠目に見ることができます。
三津寺ホテルプロジェクト建設現場なるものを発見
しばらく歩いているとお寺を工事現場として囲ったエリアが。よく見ると三津寺ホテルプロジェクトと書かれていました。
看板を見ているとホテルの下にすっぽりお寺が入っているように書かれています。どんなホテルができるのか楽しみですね。
ルイ・ヴィトンのカフェも
心斎橋エリアに入るとルイ・ヴィトンフラッグシップストアが有り、その中にもエクスクルーシブカフェというべきカフェが入っています。そこでの休憩も大阪観光の一つとしては良いのではないでしょうか。
この散歩のスタート時にルイ・ヴィトンのカフェにするか迷いましたが、この日はバレンタイン用のチョコレートのプレゼント配送手配も兼ねたかったため、大丸心斎橋店の中にある『マリベル ザ ラウンジ』にて休憩することに決めての訪問です。
エクスクルーシブカフェ『マリベル ザ ラウンジ』
エクスクルーシブという言葉は、海外のプール付きヴィラ、リゾートなどを調べていると良く出てくるもので、語源としては『排他的な』。
転じて『庶民と一線を画した』上流のという意味で使われています。私の旅行記でいうと、ドバイのアルマハリゾートとかサムイ島リッツカールトンのアルティメットプールヴィラはエクスクルーシブという表現が似合う場所だなと思います。
ただ私は、旅行研究努力と計画でその世界を垣間見ているだけで、日常は『一線を画される側』の一般庶民。
そんな私でも気軽にエクスクルーシブな世界に入れるのが『エクスクルーシブカフェ』のジャンルかなと思います。
心斎橋界隈には、ルイヴィトンのカフェやエンポリオアルマーニのカフェ、WホテルMIXUPなどもありますが、マリベルはニューヨーク発のチョコレートブランド。国内ではもう10年以上前になると思いますが、京都に初上陸していて、その京都本店でも何度かいただいたスイーツもとても美味しかった記憶があります。
場所はわかりやすく心斎橋大丸の2階 ラグジュアリーブランドのフロア内にあります。店内の良い写真が撮れず伝えきれていませんが、奥に見えるブルーの椅子のソファ席などもあって、上品な雰囲気です。
いただいたのはチョコレートローズの紅茶と冬季限定のチョコレートタルト。ティーポットが優雅な雰囲気ですね。チョコレートタルトはチョコレートの甘さとベリー酸味のマリアージュ。鉄板のおいしさrです。紅茶は渋味も少しありましたのでミルクと合わせて正解だったと思います。このセットで約2500円です。
バレンタイン前なので配送したオレンジのチョコレートと紅茶(同じチョコレートローズ)のセットは箱代込みで6000円ぐらい。オレンジのチョコレートは持ち帰り用にも買いました。
ギフトか自分へのご褒美に適した品質と価格帯だと思いますので是非。
※会期終了済※PARCOのイベント『ミラーボーラー星の旅』
大阪駅に大きく広告が掲示されていたことで知ったミラーボーラー星の旅というイベント。おそらくSNS写真を撮ることが目的となるイベントで入場料は1200円。2022年2月13日までの期間限定です。前売りで期間限定のチケットを購入することもできますが、当日現地でもお支払いして入場できました。
中はミラーボーラーというだけあって光を楽しむもの。ワンフロアの中にドーム型になって入れるものや、天井付近を飛翔する龍のオブジェ、球体のミラーボールを眺める場所などがあります。万華鏡のようなものが見られたり、小さなお人形が光の中で世界観を表していたりする場所もあります。
幻想的に明るくなったり暗くなったり色合いが変わったりする雰囲気は神戸のアクアリウムatoaや奈良の金魚ミュージアムに通じるものを感じます。こういった雰囲気がお好きな方は常設となるそれらの施設も訪ねてみられては?
入場制限で入れないなどありましたら、大丸百貨店1階を心斎橋筋側に出たところでイベントの片鱗だけは感じられるかもしれません。