リッツカールトン日光宿泊中に体験した風呂敷包み講座。通常スパルームで行われるというその体験が、この日は1組貸切 リッツカールトンスイートで行われました。
合わせてご好意でリッツカールトンスイート全体を見せていただけましたのでご紹介いたします。
(このお部屋には宿泊しておりませんが、あまりにも希少な見学でしたのでその情報です。そのため、宿泊記の0番、番外編とナンバリングしています。)
このお部屋は通常のお部屋5室分の広さ。かつ、両サイドのスイートと一般のお部屋もコネクティングルームにできて、1フロア丸々貸切としても使える仕様です。(実際に三世代ご家族で貸切利用された方もいるとか)
リビング・ダイニングエリア
まず、入った瞬間は通常のリビングルーム。
と、思わせておいて左を向くと、そこに連なる圧巻のダイニングともう一つのリビングエリアが。この3つのスペースが一体で居室です。
そして、もう一つの圧巻要素が、リビングのブラインドが開くと(もちろんスイッチ一つです)。
中禅寺湖の見えるテラスが。
この日は珍しいほどの好天で水面のキラキラ感がお部屋のもう一つの絵画のよう。
お隣ダイニングエリアの前にも室内から中禅寺湖を堪能できます。晴れた日の夕刻は西日ってこんなに芸術的だったのかあと思わせてくれると思います。
各スペースの奥のエリアは一般客室でも奥に縁側があったため、縁側エリアなのでしょう。ビジネスホテルだったら縁側かウォークインクローゼットで一室作れるかも……。
このお部屋の利用者ターゲットとなり得る海外VIPの方が翻訳で見てくださっていた時のために『縁側』を解説すると(時折翻訳でゆきたびとんをご覧になって下さっている海外の方、わざわざありがとうございます。)
日本家屋では通常1Fに作られ、お庭から家に上がることのできる屋根の内側の部分です。
夏には足元まであるガラス戸を解放して、縁側に腰掛け足を庭におき、夕涼み。時にはお月見などをしたりという楽しみにも使われます。また、普段は庭を眺めながら進める廊下としての役割も持っています。
きっと夕方遅くなると下の写真のような夕暮れの情景も楽しめると思います。(下の写真はホテル内レストランレイクハウス前より撮影)
最も奥のリビングエリア前の縁側は。執務スペースなのかお茶スペースなのか。
この景色を見たら仕事は手につかなくなりそう。
そして、この絵はロビーの絵の画家さんが書かれたもの。まだ20代の春原 直人さんの作品で、水墨画ではなく、岩絵の具を使った日本画とのこと。
日光の自然のダイナミックさをお部屋の中で感じられるとはなんとも贅沢。美術館気分ですね。
キッチン
このリビング・ダイニングエリアを活かとすれば?
このリビングダイニングエリアの左側扉を開けると現れるのは『キッチン』です。
IHにオービンにとフル装備のキッチン。シェフが料理の仕上げをするのか、お付きの方が使うのか。いずれにしてもちょっとお湯を沸かすだけといった利用ではなくしっかりと活躍しそうな設備です。
寝室とウォークインクローゼット
正方形サイズ(幅2m?)のベッドの後ろにはお部屋幅いっぱいのウォークインクローゼット。
1ダースのハンガーが並んでいても隅に集まっているように見える広さです。
そして、その寝室の湖側には、小さな(この部屋の大きさにしてはという意味)和室があります。
正座ができなくてもデイベッドに座ったりして楽しめる仕様は海外向けの親切設計でしょうね。
バスルーム・トレーニングコーナー・スパルーム
中禅寺湖を眺める窓は、この和室の横にまだ続きます。次は、バスルーム。
湯船からだけでなく、シャワールーム内のベンチまで中禅寺湖ビューです。
そして、このバスルームから振り返るとあるのは。
広い洗面スペースの後ろにトレーニングコーナー。
トレーニングコーナーはシンプルに見えますが、300種類以上のトレーニングができるのだそう。もう部屋から出る必要もないですね。
そして、そのトレーニングルームの横扉の閉まる個室には、独立下スパルームが。
本当に素敵なお部屋ですね。
このお部屋は想像上だけにしておこうという方にも、別記事で宿泊した一般のお部屋ももちろんご紹介しています。