2022年7月2日から、今年で120周年記念となるピーターラビットの展覧会が大阪にやってきました!
大阪ピーターラビット展はあべのハルカスで
ピーターラビット展の会場はあべのハルカスの16階。大阪環状線の地下鉄御堂筋線、谷町線の天王寺駅直結です。大阪梅田(キタ)から南下して難波(ミナミ)からさらに地下鉄3駅ほど南下したエリアが天王寺エリアとなります。
あべのハルカスは関西の方ならおそらく知らない人はほとんどいない日本一の高さを誇るビル。この日は雨にため外に出ていませんので、以前オープンデッキバス大阪観光で撮影した外観はこちら。
アベノハルカス16階といえば、ハルカス展望台への入館口があるフロアで、16階からもテラス外が望めます(雨のためでていませんが)。
ピーターラビット展は有料音声ガイドの朗読と共に
大阪のピーターラビット展 入場料は大人1600円、高校生・大学生1200円、小中学生500円です。
有料音声ガイドは松下 洸平さん 物語を暗記されていない方は必聴
有料音声ガイドは入館料と別に600円。私は日頃美術館で音声ガイドを借りる習慣はなかったのですが、前に並んでいる人の半分以上の方が借りていたため、必聴かと思って借りました。
結果は借りて大正解。ピーターラビットのお話はなんとなくは覚えているもののストーリーの詳細までは覚えておらず。
展示会の冒頭部分はピーターラビットの生まれた背景を、中盤メインの部分では挿絵の並ぶ展示のストーリーを耳で捉えながら、終盤はピーターラビットの成功から自然保護までの壮大な展開を。
ガイドの松下 洸平さんの落ち着いて聞きやすい声に導かれて楽しむことが出来ました。特に美術館と違ってストーリーを追う絵本の世界ではストーリーの朗読が流れてくると目で見る世界をストンと理解できるところが良いと思います。
写真撮影可能ポイント(8箇所のみ撮影可能ポイントあり)も解説を聞いてシーンを思い浮かべることができます。では写真ポイントに沿ってストーリー概要を。
写真ポイント❶プロローグ 湖水地方
写真撮影可能場所は全部で8箇所。1箇所目はプロローグともいうべき作品のメインストーリー。ピーターがマグレガーさんに追いかけられるストーリーであること、舞台はイギリスの中央部分湖水地方です。
写真ポイント❷うさぎのお母さんに上着を着せてもらうピーター
物語の主役ピーターはうさぎのファミリーの一員。物語の冒頭は現代の日本の子ども感覚にするとブラックな話があって、子ウサギたちのお父さんは『マグレガーさん』(人間)の畑で不幸な事故があってマグレガーさんの奥さんにうさぎパイにされたといいます。(うさぎパイの挿絵が残酷とのことで一時は掲載されていない時期もあったとのこと)。
そのため、お母さんは日々子うさぎの兄妹にマグレガーさんの畑に入っては駄目だと言い聞かせています。
写真ポイント❸マグレガーさんの畑に
でもうさぎのピーターは、お母さんの忠告もどこ吹く風。マグレガーさんの畑に忍び込みます。
写真ポイント❹ラディッシュを食べ尽して
そして、マグレガーさんの畑でラディッシュをたくさん食べて、お腹が痛くなってしまいます。
そして、ヨーロッパでは腹痛の薬と当時扱われていたパセリを探しに行く途中でマグレガーさんに見つかって追いかけ回されます。
写真ポイント❺迷い込んでたどり着いた扉
この写真の左下のピーターは先程のピーターと様子が異なります。理由は服も靴も着ていないから。
ピーターは命からがら逃げる過程で引っかかった上着を脱ぎ、靴を落とします(他にも植木鉢を割ったりとドタバタ劇があります)。
そして写真は逃げてたどり着いたとある扉は残念ながら鍵がかかっていてあかない。写真のピーターをよく見るとなんと涙を流しています。
写真ポイント❻案山子(かかし)に上着
そのあと、ピーターは無事入ったマグレガーさんの畑から逃げ切るのですが、置いてきた上着と靴はなんとマグレガーさんに取り上げられて案山子に着せられてしまいます。
そして、物語は続編。上着と靴を取り戻すための冒険へと続いて行きます。
ピーターラビットは今年で120周年
このピーターラビットのストーリー、実は始まりは筆者の家庭教師の5歳の息子さんにあてた絵手紙から始まります。
病気がちな5歳の子どもを励ますための絵手紙から、子どもでも買える値段でという筆者の強い意志で250部限定の自費出版を。そのあとは色づけされて商業出版になり大ヒットしていきます。
その筆者の名前を冠したテーマパークがイギリス湖水地方にあります。その名は、ワールド・オブ・ビアトリクス・ポタ・アトラクション。そこで120周年展覧会のために制作された巨大なバースデーケーキが、7箇所目の写真撮影ポイントとなります。
朝イチ訪問の方は他の方が来ていないうちにまずこの最奥のバースデーケーキを撮影しておくことをおすすめします。広いテーブルですので通常は人が入ってしまいますが、朝イチ最奥からだと無人写真が撮影できます。
撮影後は、戻って解説を聞きながらじっくりと見学できます。(館内の案内でも好きな順番で見学して良いと提唱されています)。
築いた財で湖水地方の自然環境保護にを
筆者は元々裕福な育ちですが、ピーターラビットの発展で更に築いた財を使って湖水地方の広大な土地を買い自然環境の保護に努めます。
その雄大な映像を見て、思い出写真を撮る場所が8箇所目の撮影ポイントです。
ミュージアムショップは限定品他ピーターラビット製品が
ピーターラビットは元々グッズの多いキャラクターだけにミュージアムショップのラインナップは多種多様。お菓子にお茶にバッグに食器。ミュージアムショップ見学時間の考慮に入れておかないといけませんね。
そんな中、私が購入したのはミニミニのイーゼル。6種類から何が当たるかわからないタイプのお土産品(740円)
開けてみると最も欲しかった120周年絵柄が出てきました。大きさがわかるようにカードキーを横に並べています。
ワンフロア上のカフェでは展覧会限定カプチーノを
館内にカフェはありませんが、あべのハルカス17階(ワンフロア上)にあるカフェ『CIAO PRESSO』では、ピーターラビット展期間限定のカプチーノをいただくことができます。
美術館半券(アソビューの入場用バーコード提示でも可能でした)を見せると50円引き。写真のチョコレートとイチゴのショートケーキとのセットは割引が効いて840円でした。